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2025.07.29

ホルツ4製品でここまでできる!錆びたマフラーのDIY補修レポート【JA11ジムニー】

JA11ジムニーは、その独特なスタイルと高い走破性で多くのファンに愛されていますが、やはり”古さ”には勝てません。かく言う筆者のJA11ジムニーも長年の使用によりマフラーに錆や腐食が発生し、穴が空いてしまっています。当然このままでは音もうるさく、そもそも車検に通らない(保安基準不適合)ため、ホルツ製品を使い、極力手間を掛けず補修することにしました。

記事/撮影 増田真吾(自動車ライター)

補修に使用したアイテムを紹介

今回補修に使用した主なホルツ製品は4つ。

  • サビ落としラクラクパット MH967
  • ガンガムバンテージ MH716
  • ガンガムチューブ MH720
  • ハイヒートペイント300 シルバー MH11203

まず『サビ落としラクラクパット』は、錆除去に最適で、パテやバンテージの密着性を高めます。次に『ガンガムバンテージ』は、耐熱性に優れた補修テープで、センターパイプの中〜大きな穴を包み込むように補修します。

テールパイプなどの小さな穴には『ガンガムチューブ』が便利。柔らかく塗りやすい耐熱パテで、DIY初心者にも扱いやすいアイテムです。最後に『ハイヒートペイント300(耐熱ペイント)』で仕上げれば、補修部の保護と美観を両立できます。

その他に必要なのは、ゴム手袋、保護メガネ、ウエスなど。また、広範囲の錆落としと塗装を行うのであれば、サンドペーパー(#80〜#120)も併用すると良いでしょう。

センターパイプの補修

まずは、今回のメイン補修箇所であるセンターパイプから手をつけていきます。穴の大きさは約10mm程度で、使うのはガンガムバンテージ MH716です。

  1. エンジンが完全に冷えたことを確認したら、JA11ジムニーの車高を活かし、頑丈なスロープなどを使用して作業スペースを確保。ガレージジャッキを使わず安全に作業できるのもJA11の強みです。
  2. 補修する穴の周囲の錆を、『サビ落としラクラクパット』で丁寧に削り落とします。
    仕上げにウエスで粉塵を拭き取り、パテやテープがしっかり密着する下地を作ることが仕上がりに大きく影響するポイントです。

  3. 下地処理が終わったら、ガンガムバンテージ MH716を水に浸け柔らかくします。無理な力は入れず、ほぐしていくと徐々に柔らかくなっていくので焦りは禁物です。
  4. センターパイプの穴に『ガンガムバンテージ』に入っているアルミテープを巻きつけます。その上からバンテージを巻いていくのですが、1/3ずつ重ねるようにしながら張力をかけて巻くのがコツ。端はしっかり押さえ密着させましょう。最後にバンテージが剥がれないよう、付属の針金を巻き付けます。

テープパイプの補修

テープパイプは、サイレンサーの後方にあるため、たとえ穴が空いていても車検に通ります。しかし、このままでは腐食が進み、どんどんボロボロになってしまうため、小さな穴とひび割れをガンガムチューブ MH720で補修することにしました。

  1. テールパイプの補修には『ガンガム』を使います。サビ落としラクラクパットで下地処理後、指かヘラで穴に塗り込み、1〜2mm厚で均一に仕上げます。
  2. 確実に穴を塞ぐためのコツは、 “塗る” のではなく穴に”押し込む”こと。パテが硬いと感じた場合は、指を少し水で濡らすと作業性がアップします。

硬化と塗装

センターパープとテールパイプの補修作業が終わったら、しっかりと乾燥させ硬化させます。ジムニーは車高が高いため、補修跡も丸見え。少しでも見た目を良くするため、耐熱塗装で仕上げていきます。

  1. そのまま自然乾燥も可能ですが、より確実に早く作業を完了させるため、エンジンを掛けて30分程度アイドリングさせます。排気ガスの熱によってより早く乾燥させることが可能です。
  2. 完全に乾燥したら、エンジンを止めます。このとき、マフラーは非常に高温になっているため、むやみに触ることはNGです。そのまま数分間〜10分程度放置しましょう。
  3. 最後にハイヒートペイント300 シルバー MH11203で塗装していきます。塗装のコツはとにかく焦らないこと!3〜4回程度に分け、薄く塗り重ねることでムラや液だれを防ぐことができます。再びエンジンを掛け、塗装面を乾かしながら、異音やガス漏れがないか、手をかざして確認して完了です。

簡単なDIYに挑戦して愛車への愛を深めよう!

今回実施したマフラーの補修は、約2時間で完了でき、費用も抑えられます。何より、自分の手で愛車をメンテナンスすることで、車との絆がより深まります。特にJA11ジムニーのように部品の入手が難しくなってきつつあり、作業しやすい車種は、DIY整備にぴったりです。

もちろん、50mmを超える大きな穴や脱落の危険があるような腐食は、今回のような補修作業を行うことはできません。不安な場合は、自動車整備士や詳しい方に聞いてみましょう。

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