【車の塗装】ゆず肌とは?原因と対処法について
車の塗装作業は、仕上がりによって車全体の印象を大きく左右します。ツヤのある美しい塗装に仕上げられれば理想的ですが、何らかの理由で細かいでこぼこが残ってしまうことも少なくありません。これは「ゆず肌」と呼ばれる状態で、見た目や手触りが損なわれる塗装トラブルのひとつです。
この記事では、車の塗装作業においてゆず肌になる原因や補修方法、予防策について解説します。
車の塗装トラブルでよくある「ゆず肌」とは
ゆず肌とは、塗装作業後の車体表面にツヤが出ず、細かなブツ(でこぼこ)が残る塗装トラブルを指します。ゆずやオレンジといった柑橘類の皮のような状態に見えることから、そう呼ばれています。
車の塗装は、単に色の鮮やかさだけでなく、光沢の深みやマット調の落ち着いた質感、さらには表面のなめらかさなど、塗料の種類に応じた総合的な仕上がりの美しさが重要です。しかし、ゆず肌になると光の反射が乱れ、くすんで見えたり、ムラがあるような印象を与えたりするなど、塗装の美しさが損なわれます。また、塗装がうまくできたと思っていても、乾燥後にこのゆず肌が現れることも少なくありません。
ただし、ゆず肌は対処法を知っていれば後からでも補修が可能です。そのためには、ゆず肌の特徴を理解し、正しく対応できるようにしておくことが大切です。
なぜゆず肌になる?主な原因
ゆず肌が発生する原因としては、以下のようなものが挙げられます。
- 外気温が高すぎる
- 空気中のちりやほこり
詳しく見ていきましょう。
外気温が高すぎる
塗装時に気温が高すぎると、塗料が急速に乾いてボディ表面でうまく広がらずブツが残ることがあります。特に真夏の直射日光下での塗装は乾燥が急激に進みやすく、表面が縮んだような質感になりやすいため注意が必要です。
空気中のちりやほこり
空気中にちりやほこりが舞っている環境下で塗装すると、塗料の表面にちりやほこりが付着することがあります。その結果乾燥後の塗膜に細かなブツが生じ、ゆず肌になるのです。
できてしまったゆず肌の直し方は?
ここでは、ゆず肌のDIY補修の方法を紹介します。
サンドペーパーやコンパウンドで磨く

ゆず肌塗装面拡大画像(イメージ)
ゆずは肌とは上記イメージ画像のように細かなブツが塗装表面に出てしまう状態をいいます

1.耐水ペーパー1000番以上で表面のブツを軽く削る
2.1500番以上の耐水ペーパーに替え、表面をなめらかに整える
3.ペーパーがけの跡が消えるまでコンパウンドで丁寧に磨く
4.仕上げ用コンパウンドで艶を出す
研磨の際は、力を入れすぎないようにしましょう。ブツだけをならす感じで、様子を見ながら磨いていきます。また、サンドブロックを使うと均一に力がかかり、ムラのない仕上がりになります。
before

after

ゆず肌を防ぐには?事前にできる対策

塗装をする際には、ちりやほこりができるだけ塗装面に付着しないよう、屋内の塗装ブースを使用するのが理想です。屋外で塗装する場合は、できるだけ風のない日を選びましょう。また、真夏の炎天下は塗料の乾燥が早くゆず肌になりやすい傾向があるため、曇りの日を選ぶ、早朝や夕方に作業するなどの工夫も必要です。
まとめ
塗装トラブルの「ゆず肌」の対処はそれほど難易度は高くないので使いやすい補修アイテムをそろえてチャレンジしてみてください。
ゆず肌には仕上げ専用耐水サンドペーパーセット(Amazon)がおすすめ。異なる4種類の耐水ペーパーがセットになっているため、ゆず肌のDIYに最適です。一緒にサンディングブロック(Amazon)を使用すると、より効率よく、きれいな仕上がりが期待できるでしょう。
仕上げはコンパウンドは3種類の粒子サイズがセットになったリキッドコンパウンドミニセット(Amazon)がおすすめ。粒子サイズ7ミクロンの細目で下地磨き、1ミクロンの極細で艶出し、0.2ミクロンの超極細で超鏡面に仕上げることができます。
適切なアイテムを選び、正しい手順を踏めばゆず肌の対処は決して難しくありません。業者への依頼を考える前に、愛車を自身の手で補修してみてはいかがでしょうか。

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