車を長持ちさせる方法とは？おすすめのメンテナンスや運転方法を紹介

お気に入りの愛車は可能な限り長持ちさせたいことでしょう。本記事では、車を長持ちさせる方法について解説します。おすすめのメンテナンス方法はもちろんのこと、運転テクニックから車を長持ちさせるポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

車の平均寿命

車の平均寿命は、購入してから約13年といわれています。あくまで平均寿命であって、走行距離やメンテナンスなどによって車の寿命は左右されやすいです。使い方次第では、20年以上走行させることも可能でしょう。

反対に車のメンテナンスを怠ったり、誤った方法で走行したりすると車の寿命は短くなりやすくなります。

車を長持ちさせるメンテナンス方法

車を長持ちさせるためには、適度にメンテナンスを実施することが不可欠です。メンテナンスを怠った結果、思わぬ故障や事故に至る可能性があります。具体的に車を長持ちさせるためには、どのようなメンテナンスを実施するべきなのか見ていきましょう。

エンジンオイルの交換

エンジンオイルは3〜5ヵ月、もしくは3,000~5,000キロ毎の交換を目安にしましょう。

エンジンオイルが汚い状態だと、不純物が内部に溜まりやすくなり燃費が悪くなったり、焼き付きが生じやすくなったりする可能性があります。場合によっては、エンジン点火ができず故障の原因になってしまうかもしれません。

エンジンオイルの故障が原因でエンジンを丸々交換をすると、約30万円〜100万円の交換費用がかかってしまいます。無駄な交換費用を発生させないためにも、エンジンオイルを定期的に交換することは重要です。

エンジンオイルの交換は個人でも可能ですが、車に関する知識や技術がないと難しいかもしれません。スムーズにエンジンオイルの交換を実施したい場合は、業者に依頼するのが望ましいでしょう。

オイルフィルターの交換

オイルフィルターは、エンジンオイルに含まれている不純物を除去しエンジンの機能をスムーズにしてくれます。

エンジンオイルと同様に定期的に交換することが必要です。メンテナンスを怠ってしまうと、不純物で根詰まりを起こしやすくなり故障の原因にもつながりやすくなります。

オイルフィルターはエンジンオイルの動きをサポートするには重要なパーツです。

オイル交換2回につき1回交換がシンプルでわかりやすい交換目安です。

洗車とワックスがけ

車の塗装面は、紫外線やホコリ、粉塵、海から来る塩分などで劣化しやすいです。そのまま洗車やワックスなどを怠ってしまうと、汚れのみならずボディの損傷にもつながりやすくなります。

少しでも車体をきれいに維持させるためには、洗車が欠かせません。ガソリンスタンドの機械を利用するのも良いですが、洗車と同時に車の状態を確認できるDIY洗車が望ましいです。

さらに、洗車後はワックスがけやコーティングがけなどがおすすめ。ワックスがけをすることで、汚れから車体を守りましょう。

細かい汚れを落とすなら「ねんどクリーナー」

もし洗車しても細かい汚れが残っている場合は、専用の「ねんどクリーナー」がおすすめです。ボディに優しいソフトタイプとなっており、落としきれなかった汚れを吸着し除去できます。

さらに付属のチェックシートで、目視では確認しにくい鉄粉をチェックすることが可能です。全塗装色に対応しているので、気になった方は活用してみてください。

タイヤ交換

より安全に走行するためには、定期的なタイヤ交換は必須です。劣化したタイヤをそのままの状態にしてしまうとグリップ力の低下を招きます。また、場合によってはハイドロプレーニング現象やバーストなどで思わぬ事故を起こしてしまうかもしれません。

タイヤの交換は、4~5年に1度交換が目安となっています。もしくは走行距離30,000~35,000キロで行うのが目安です。もしタイヤの劣化症状が目立つ場合は、即交換しましょう。

万が一のパンクのためにおすすめ「瞬間パンク修理剤」

もし万が一走行中にパンクした場合は、「瞬間パンク修理剤」がおすすめです。ガスと液体ゴムが含まれており、瞬時にタイヤを膨らまし穴を塞いでくれます。バイクや軽自動車など、それぞれの車種に合った種類があるので、万が一のために常備しておくと安心です。

タイヤのローテーション

タイヤは、位置によって摩擦力が異なります。そのため定期的にタイヤの位置を変えるローテーションと呼ばれる作業が必要です。もしタイヤのローテーションを怠ってしまうと、一部分でタイヤの劣化が早まりやすくなります。

タイヤを長持ちさせるためにも、定期的にタイヤのローテーションを実施しましょう。

バッテリー交換

バッテリーは、車の稼働に欠かせない存在です。車の走行はもちろんのこと、エアコンやカーオーディオ、カーナビゲーションシステムなどさまざまな電子機器に電力を送っています。

しかしバッテリーは、使用すると当然ながら劣化してきます。そのまま劣化を放置し続けるとバッテリがーが上がるリスクがあるため、定期的に交換が必要です。バッテリの交換は2〜4年が目安となっているので、長期間使用している場合は交換しましょう。

クーラント液（冷却水）の交換と補充

冷却水は、エンジンを冷やすための液体です。冷却水が劣化し機能性が落ちてしまうと、エンジンを冷やすことができなくなり高熱によるオーバーヒートを起こす可能性があります。また冷却水は劣化症状によって配管から漏れるリスクもあるので、このようなトラブルを起こさないためにも定期的な点検が欠かせません。

冷却水を交換する際に注意しなければらないことが、色によって交換時期が異なることです。緑や赤の冷却水は2年、青やピンクは7〜10年とされているので、自分の車がどのタイプの冷却水に該当するのか確認しましょう。

さらに冷却水の補充の際は、古い液体をすべてふき取ってから洗浄し新しい冷却水を入れるのがおすすめです。劣化した冷却水が混ざってしまうと、新しい冷却水の寿命を早めてしまう可能性があります。

「プレストンクーラント」は全てのメーカーの全ての車種に対応した冷却水なので、輸入車など国産車とは規格の異なる車種でも安心して使用することができます。

交換目安も10年と、長く使えることも嬉しいポイントです。

ブレーキオイルの交換

車のブレーキに欠かせないのが、ブレーキオイルです。ブレーキフルードとも呼ばれており、ブレーキペダルからの制動力を伝えるための役割を担っています。

しかしブレーキオイルは長期間放置すると、劣化し制動力が低下するリスクがあるため注意が必要です。場合によっては走行中にブレーキが利かなくなり、事故を起こしてしまう可能性もあります。

ブレーキオイルは4年に1度交換するのが目安されているので、安全走行をするためにも定期的に業者に見てもらいましょう。

車を長持ちさせるための運転テクニック

車を長持ちさせるとなると、ついついメンテナンスばかりに力を入れてしまうでしょう。しかし運転テクニックによって、車の劣化が早まるかどうか変わります。どのような運転テクニックが車を長持ちさせられるのか紹介するので、今後のドライブの参考にしてみてください。

急がつく運転はしない

車を劣化させる原因の1つは、急がつく運転をしてしまうことです。急停止や急加速、急発進などの行為は、車にとって負担がかかります。とくにタイヤ部分は、かなり負担がかかりやすいでしょう。

少しでも車を長持ちさせるためには、余裕を持った運転をすることがポイントです。例えば赤信号になりそうな場合は早い段階からスピードを緩めたり、発信の時は徐々に加速したりするなどして、日頃から優しい運転を心がけましょう。

丁寧なハンドリングを行う

急なハンドル操作は、車にとってストレスがかかりやすいです。頻繁に急なハンドル操作を行っていると、ギアやシャフト、ベアリングなどの部分に負担がかかり、劣化を速めてしまう可能性があります。

車に負担をかけないようにするためにも、カーブや方向転換の際は余裕を持ったハンドリングを行いましょう。

荷物を積み過ぎない

意外と車の劣化で見落としがちなのが、積み荷です。ある程度の荷物であれば問題ないですが、天井まで埋まるほどの荷物量だと、タイヤやブレーキなどに負担がかかりやすくなります。

車で出かける際は、不要な荷物はなるべく減らしましょう。

駐車時は車体を真っ直ぐにする

車を駐車する際は、車体を真っ直ぐに止めましょう。タイヤが斜めっていたり、ハンドルを切ったままにしたりすると車にとって負担がかかりやすくなります。

少しでも車への負担を軽減させるためには、均等に車体を止めるのがポイントです。また坂道ではなく平らな場所に駐車しましょう。

日差しが当たらない場所に駐車する

車を駐車する際は、直射日光に当たらない場所に止めるのが望ましいです。直射日光は車のボディにダメージを与える可能性があるため、場合によっては塗装剥がれを起こすことも少なくありません。

このような塗装剥がれを起こさないためにも、建物の中や日陰などに駐車しましょう。もし日陰が見つからない場合は、専用のシートを被せるのがおすすめです。

万が一車が故障したら業者へ修理依頼

もし車の走行中に不具合や故障などが見られた場合は、速やかに業者へ修理依頼をしましょう。「大丈夫だろう」と安易な考え方で放置してしまうと、思わぬトラブルや事故の可能性があります。

些細な不具合でも走行に支障をきたすこともあるので、カー用品店や整備工場などに連絡し見てもらいましょう。

適切なメンテナンスと運転で車を長持ちさせよう

本記事では、車を長持ちさせる方法を解説しました。車を長持ちさせるためには、定期的に点検や交換作業を行うことが必要です。さらに、丁寧な運転をするか否かで車の劣化状況も変わるので、自分のドライブテクニックに問題がないか見直すことも重要でしょう。ぜひ適切な方法で車をケアし、いつまでも走行できるようにしましょう。