タイヤがパンクした場合の応急処置とは?修理できないタイヤの特徴を解説!
車を運転している最中に不意にタイヤがパンクしてしまうことは珍しくありません。どのように修理をすれば良いかわからない方も多いでしょう。本記事では、タイヤがパンクした場合の応急処置の方法ややってはいけないことについて解説します。
タイヤがパンクした場合の応急処置
タイヤがパンクした場合の応急処置は、主に2つあります。それぞれの具体的な内容について詳しく解説します。
スペアタイヤに交換する
スペアタイヤを搭載した車ならタイヤを交換することで解決できますが、タイヤの交換は自分でできないという方も少なくないでしょう。誤った方法でタイヤを交換すると、グラついたり外れたりする可能性があります。そのため、車の扱いに慣れていない方は、注意してスペアタイヤに交換して下さい。
応急パンク修理キットを使用する
現在販売されている多くの車種ではパンクした際に使用する応急パンク修理キットが搭載されています。応急パンク修理キットは補修液とエアコンプレッサーで構成されています。
応急パンク修理キットは急なパンクが起こった際に、タイヤに補修液を注入して、エアコンプレッサーで空気を充填することでパンク修理を可能にするアイテムです。
ここでは、一般的な応急パンク修理キットの使い方を紹介します。
①安全な場所に車を駐車します。路肩は避けてください。
②パンクしているタイヤを特定し、応急パンク修理キットを準備します。
③タイヤのバルブに補修液のノズルを接続し、補修液の注入を行います。
④エアコンプレッサーでタイヤの空気圧を均一にします。
⑤空気圧を確認し、問題なければ完了です。
自動車に搭載されている応急パンク修理キットの補修液は使用期限が設定されている場合が多いため、事前に使用期限を確認し、期限が近くなったら新しい「応急パンク修理液」に交換しておくことが大切です。
市販の「応急パンク修理液」を利用するのもおすすめです。水で洗い流せるため、専門店でのパンク修理がしやすいのもポイントです。
出典:https://www.holts.co.jp/prods/detail/1378
応急パンク修理キットで直せない場合の対処法
応急パンク修理キットで直せない場合は、スペアタイヤに交換するか業者に依頼するしかありません。パンクをした状態のまま走行するのは危険なため、JAFを始めとしたロードサービスに依頼しましょう。
パンクである旨を伝えれば、すぐに駆けつけてくれます。応急パンク修理キットで対処できる場合でも、不安だと感じたらロードサービスに相談してください。
応急パンク修理キットで直せるタイヤの状態
応急パンク修理キットは小さな穴に対応しています。パンクの原因が小さな穴からの空気漏れであれば、修理できるでしょう。また、タイヤ全体に損傷がないことも欠かせません。逆に大きく損傷している場合は、タイヤごと交換しなければいけない可能性が高いので注意してください。
パンクをした際にやってはいけないこと
タイヤがパンクした場合にやってはいけないことは主に2つあります。大きなトラブルに発展する可能性もあるため、十分に注意してください。
パンクした状態のまま走行する
当然ですがパンクした状態のまま走行してはいけません。なるべく早く近くの駐車場や駐車可能な場所に停車しましょう。
パンクした状態のまま走行すると、タイヤが破裂したり真っ直ぐ走行できなくなったりします。大きな事故に繋がる可能性もあるため、絶対にパンクした状態で走行するのは避けてください。
路肩で作業を行う
パンクをした際に路肩で作業をするのはありがちですが危険です。なぜなら、パンク修理は時間がかかるケースも多く、路肩での作業は事故につながる可能性があるからです。駐車場に停車してからパンク修理を行うようにしましょう。
パンクの応急処置をした場合の注意点
パンクの応急処置をした場合に注意しなければいけないポイントは主に3つあります。理解しておかないと大きなトラブルに繋がるかもしれません。詳しく解説するので、万が一の時に適切に対応できるようにしておきましょう。
そのまま長時間使用しない
タイヤの応急処置はあくまでもその場しのぎの対応でしかありません。自分で適切に修理キットを使って処置ができたとしても、そのまま長時間使用するのは避けましょう。なるべく早く最寄りのディーラーやカー用品店で点検してもらうのが望ましいです。
空気圧を確認する
パンクの応急処置をした後は、空気圧を確認しましょう。空気圧が通常よりも低い場合は、別の箇所から空気が漏れている可能性があります。それに気づかずに走行すると事故に繋がる可能性もあるため、必ず空気圧は確認してください。
なるべくゆっくり走行する
パンクの応急処置を行ったとしても、危険な状態であることに変わりはありません。そのため、なるべくゆっくり走行するように心がけましょう。ディーラーやガソリンスタンド、自宅までゆっくりと走行して、到着したら適切な対応を行ってください。
タイヤのパンク修理の依頼先
パンクの修理をどこに依頼すれば良いかわからない方もいるでしょう。ここでは、パンクの修理を行ってくれる場所を詳しく紹介します。万が一、パンクをしてしまった場合は、ここで紹介する場所のいずれかに問い合わせてみてください。
カー用品店
カー用品店は、パンクについて専門的な知識を有しているため、修理も対応してくれる場合が多いです。店内には豊富な種類のタイヤが揃っているため、修理が難しい場合には迅速にタイヤ交換ができる点も魅力です。また、修理後にはタイヤのバランス調整や空気圧の確認など、細かい部分まで丁寧に対応してくれます。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドもパンク修理の対応が可能な場所です。ガソリンスタンドは、全国に広く点在しているため、パンクの際に最寄りのスタンドに駆け込めるという点が魅力です。しかし、設備や技術がカー用品店ほど整っていない場合もあり、修理が難しい場合には、タイヤの専門店やディーラーに持ち込む必要が出てくることもあります。
ディーラー
ディーラーでもパンク修理を依頼することができます。ディーラーは、特定の車種やメーカーに特化しており、車両全体の点検や修理を得意としています。
パンク修理に加えて、車両の他の部分にも問題がないかを一緒にチェックしてもらえるため、より総合的なメンテナンスを受けられるのが特徴です。特に、車が新車で保証期間内の場合や、定期点検を兼ねて修理を行いたい場合には、ディーラーに依頼するのがおすすめです。
タイヤのパンク修理にかかる費用
タイヤのパンク修理にかかる費用は状態によって異なります。軽度なパンクであれば、1,000〜3,000円程度で対応可能です。一方で、タイヤ交換が必要になると50,000円近くかかるケースもあります。
費用を抑えたいのであれば、パンクした状態でタイヤを酷使しないことが必要です。パンクしたことが判明したら、なるべく早くディーラーやカー用品店に相談しましょう。
タイヤのパンク応急処置に関するQ&A
パンクの応急処置について寄せられることの多い質問に回答します。
Q.パンクによるタイヤ交換は1本だけで良い?
A. パンクしたタイヤが1本だけなら、通常はその1本のみの交換でも大丈夫です。しかし、いくつかの条件や状況によっては、1本だけの交換が問題を引き起こすこともあります。
特に注意が必要なのはタイヤの摩耗状態です。例えば、4本のタイヤが均等に摩耗している状態であれば、1本だけ新品のタイヤに交換すると、そのタイヤのグリップ力や走行性能が他の3本と異なってしまうことがあります。これにより、車のハンドリングやブレーキ時のバランスに影響が出ることもあります。
また、四輪駆動車(4WDやAWD)の場合、タイヤの摩耗具合やサイズにばらつきがあると駆動系に負担がかかり、車両に不具合が生じる可能性があります。そのため、車の種類や状況によっては、タイヤの交換を2本、または4本同時に行う必要がある場合があります。車の取扱説明書や専門家に相談して、適切な交換方法を確認すると良いでしょう。
Q.応急パンク修理キットは再利用できる?
応急パンク修理キットの修理液は再利用ができません。 多くのパンク修理キットは、一度使用すると内容物(シーラントや補修材)が消費されてしまうため、次にパンクが発生した際には再利用できないことがほとんどです。特に、シーラントタイプの修理キットは、使用後に残ったシーラントが劣化する可能性があるため、再利用しないほうが安全です。
また、応急パンク修理キットを使用するときには、タイヤに入れるシーラントの量や適切な使い方に注意しなければなりません。再利用することで、正しい量が使用できなかったり、修理の効果が十分に発揮されなかったりするリスクがあります。修理液を使用した後は、修理液が余っていたとしても、新しい修理液を購入し、常に最新のものを車に備えておくことが大切です。
Q.パンクしたタイヤは修理するしかない?
A. パンクしたタイヤは修理できるケースと、修理できないケースがあります。軽度なパンクであれば、多くの場合は修理が可能ですが、パンクの位置や損傷の大きさによっては修理が難しく、交換するしかない場合もあります。
タイヤのパンク応急処置は正しい方法で行おう
タイヤがパンクしたまま放置するのは非常に危険です。危険運転にもつながるため絶対に行ってはいけません。万が一、タイヤがパンクした際は状況に合った正しい方法で対処するように心がけてください。
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