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2025.04.07

白化・色褪せした未塗装樹脂パーツが復活! ブラックショックスプレーの用途・特長と使い方

車の未塗装樹脂パーツとは、主にドアミラー、バンパー、フェンダー、カウルトップ、ダッシュボード等の塗装されていない樹脂製のパーツです。近年、軽量で強度があり燃費や価格面からもSUVを始め多くの車に採用されています。但し未塗装樹脂パーツは紫外線や雨などによる経年劣化で白化現象を起こす懸念もあります。この白化した未塗装樹脂パーツを復活させるおすすめアイテム「ブラックショックスプレーMH686」(商品ページamazon)の作業手順を詳しく解説します。

用途

黒樹脂パーツの復活

色褪せて白化したグリル・フェンダー・カウルトップなどの未塗装樹脂パーツを新車時のような黒さに復活させる専用修復剤です。スプレーすることでパーツ表面に黒い塗膜を形成し、均一なマットブラックの外観に仕上げます。

再劣化の防止

塗布後は樹脂パーツをコーティングし、紫外線による白化や色褪せ・劣化の再発を防ぎます。黒さを取り戻すだけでなく、その状態を長持ちさせる効果があります。

特長

●自然なマットブラック仕上げ

未塗装樹脂パーツ専用の塗料で、艶消しの黒に仕上がるため新品同様の自然な質感が得られます。

●スプレータイプでムラになりにくい

エアゾールスプレー式なので広範囲にも塗りやすく、手塗りよりムラになりにくいのが利点です。均一に薄く吹き付けられるため、初心者でも比較的簡単、かつ綺麗に施工できます。

●優れた耐候性・超耐久

紫外線などによる樹脂の白化を防ぐ高い耐候性を持ち、2年以上効果が持続する超耐久タイプです。塗装ならではの強力な保護膜で、屋外駐車の車でも長期間黒さをキープできます。

●下塗りプライマー不要の強密着

未塗装樹脂への密着性が高く、下地処理にプライマー(下塗り剤)を使わなくても剥がれにくいのも特長です。柔軟な樹脂にも密着し、割れや剥がれが生じにくい塗膜を形成します。

作業手順

実際にブラックショックスプレーMH686(商品ページamazon)を使って、白化した未塗装樹脂パーツを塗装で復活させる手順を説明します。以下の4つのステップに沿って施工してください。

1.洗浄・脱脂

施工前に、対象の樹脂パーツ表面の汚れや油分をしっかり落としておきます。洗車しておくのもいいでしょう。

塗料の弾きを防ぎ密着性を高めるために、シリコーンリムーバー(商品ページamazon)をウエスにスプレーして汚れや油分をしっかりと除去します。汚れや油分が残っていると塗料が定着しにくく、仕上がりに悪影響を及ぼすため、この脱脂作業を怠らないようにしましょう。

2. マスキング(養生)

塗布部分以外はマスキングテープやマスキングシートを使用してしっかりと養生します。 取り外せるパーツは外して作業することをおすすめします。

3. 塗装(ブラックショックスプレー塗布)

マスキングが完了したら、いよいよブラックショックスプレー(商品ページamazon)を使用した塗装作業です。スプレー缶は使用前によく振り、中の塗料を十分に攪拌してください。塗布面から約10~15㎝離し、スプレーボタンを押している間は手の動きを止めずに一定のスピードで動かし続けながらスプレーしていきます。このとき、一度に厚塗りせず複数回に分けて重ね塗りするのがコツです。

  • 塗装1回目:全体を均一にパラパラと薄くスプレーします。この段階では、下地が少し見えるくらいの薄さで大丈夫です。
  • 塗装2回目:液ダレに気を付けながら、しっかりと全体に塗布していきます。
  • 塗装3~4回目:ムラにならないように、全体を均一に塗布して仕上げていきます。色ムラがないか確認しながら、必要に応じて回数を重ねてください。

塗り重ねる際には、先にスプレーした塗料が乾燥してから重ねるようにしましょう。乾燥させずに重ねていくと、ムラができやすくなります。

4. 仕上げ(乾燥・後片付け)

塗装が終わったらマスキングを剥がして完成です。剥がす際はテープが塗装面に触れて塗膜を傷つけないよう十分注意してください。すべての養生を外し終えたら、そのまま塗料を乾燥させます。完全に乾燥するまでは、雨や水に濡らしたり触ったりしないようにしましょう。 乾燥したら施工完了です。白っぽく劣化していた樹脂パーツが見違えるような黒さを取り戻しました。

今回はフェンダー・フロント・リア・サイドスカートと一周を塗装してブラックショックスプレー3本弱を使用しました。パーツの面積や劣化具合にもよりますが、施工範囲が広い場合は複数本用意しておくと安心です。

作業時の注意点

  • 重ね塗りは10分程度乾燥させてから塗布してください。
  • 気温が低い時は乾燥時間を長めに取ってください。
  • 雨の日や湿度が高い日、気温が32℃以上または10℃以下の日は作業に適しません。
  • マスキングは塗装箇所に触れないように注意して剥がしましょう。ゆっくり一定方向に引っ張り、万一テープに塗料が乗っている場合はカッターで境目に切れ目を入れてから剥がすと、塗膜の欠けを防げます。
  • 塗料の乾燥時間は指触乾燥約20分、完全乾燥約24時間です。乾燥中に触ったり、水がかかったりすると塗装面が乱れてムラの原因になります。最低でも一昼夜は触らず、完全に硬化するまで車を使用しないようにしましょう。

ブラックショックスプレーと他のメンテナンス用品の違い・使い分けについて

未塗装樹脂パーツのケア用品には、ブラックショックスプレー(商品ページamazon)のほかにも、樹脂用ワックスや復活コート剤、樹脂クリーナーなどさまざまな製品があります。似ているように感じるかもしれませんが、それぞれ仕上がりや持続性、用途が異なるため、特徴を把握し目的に合わせて使い分けることが大切です。

ブラックショックスプレーは樹脂パーツ向けの「塗料」であり、ブラックの塗膜を形成して白化や色褪せを復活させるアイテムです。2年以上の効果の持続が期待できるなど耐久性が高く、特に色褪せが進行したパーツの復活や「黒さの復元」を求める場合に適しています。広範囲や重度の白化、従来のコート剤やワックスでは戻らないほど劣化した樹脂パーツにおすすめです。

樹脂用ワックスやコート剤は、主に樹脂表面に薄い保護膜を作ることで、艶出しや一時的な黒さの回復、撥水性の付与などを目的としています。軽度の色褪せ、定期的なメンテナンス、簡単な艶出しや保護に適しており、持続性は一般的に1~3カ月程度の短期間です。

樹脂クリーナーは表面の汚れやワックスの除去、下地処理に使用するもので、色や艶を出すものではありません。白化や色褪せを復活させる力はありませんが、スプレー塗装前の脱脂・下処理に欠かせないアイテムです。

こうした違いがあるため、「重度に色褪せた樹脂パーツを徹底的にリフレッシュしたい」ならブラックショックスプレー、こまめなメンテナンスで艶出ししたい場合はワックスや簡易コート剤など、樹脂パーツの状態や目的に応じて適したアイテムを使用するようにしましょう。

作業手順を動画でチェック!

未塗装樹脂パーツが白化した状態ではどんなにきれいに洗車しても車は古く見えてしまいがちです。気になる方はブラックショックスプレー(商品ページamazon)を是非試してみてください。

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