【完全ガイド】車のペイントを自分で!初心者向けDIY塗装のやり方とコツ

「自分の愛車、もっと自分好みの色にしたい…」「ちょっとした傷や色褪せが気になるけど、修理に出すのは高いし…」そんなときは、車のペイントをDIYしてみませんか?正しい知識と手順を身につければ、費用を抑えながら愛車をDIYできます。本記事では、塗料の選び方から、作業手順の具体的な手順、注意点まで徹底解説するので、ぜひ車のペイントに挑戦したい方は必見です。
車のカーペイントは自分でできる?
車の塗装をしようと思ったら、業者に依頼するのが一般的と思う方は少なくないでしょう。しかし、カーペイントは自分で行うこともでき、塗装にかかる費用をぐっと抑えられます。
自分でカーペイントをするには、ある程度の知識や技術が必要になるので、事前に準備して挑戦してみましょう。
まずは車のカラーナンバーを確認
それぞれの車体にはカラーナンバーが記載されています。カーペイントを行う際には車に合った色の塗料を選ぶのが基本です。
各メーカーによって記載の仕方や表示箇所(コーションプレート)が異なるので、「カラーナンバーの調べ方」の記事を参考に自身の車のカラーナンバーをチェックしてみてください。
初心者でもできる!カーペイントの作業手順
ここからは、缶スプレー塗装のカーペイントの作業手順を紹介します。まずは必要な道具を準備して、手順に沿ってチャレンジしてみてください。
【DIY】カーペイントに必要な道具と材料
カーペイントに必要な道具や材料は、塗装の種類によって異なりますが、どのタイプの塗装でも必要な共通の道具と材料は以下です。
- 新聞紙
- マスキングテープ
- プラサフ
- シリコンリムーバー
- 耐水ペーパー
- ボカシ剤
- コンパウンド
手順1. 洗車する
まずカーペイントを始める前に、洗車をして汚れや埃をしっかりと落としましょう。この工程を省いてしてしまうと、塗装面がデコボコしたり、ムラになるなど綺麗に仕上がらない可能性があるので注意が必要です。
手順2. 油分や汚れを落とす
洗車を終えたら、シリコンリムーバーで塗装面の油分を落とします。油分が残っていると、塗料が弾いて綺麗に塗れない場合があるため、塗装する部分すべての油分をしっかり落とすのがポイント。
手順3.マスキングをする
塗装面の油分を除去し終えたら、塗装が付着してはいけない部分にマスキングテープを貼ります。塗装ミストやはみ出しを防ぐためにも、細かな部分までしっかりとマスキングすることが大切です。
手順4.下塗り剤を塗布する
マスキングを終えたら、ベースカラーを塗る前に下塗り剤を塗布します。バンパーなどの樹脂素材には専用の下塗り剤バンパープライマーで密着力を高めるのがポイント。また、下地が鉄制の場合には下塗り剤のプラサフを使うことで、防錆効果・密着効果・研磨キズ埋め効果があるのでおすすめです。
バンパープライマー300
ウレタン・PP製品に強く密着し、上塗りペイントが剥がれ難くなることが特徴の下塗り剤。塗装後約20~40分で乾燥する速乾性なのもうれしいポイントです。
プラサフスプレー300グレー
ペイントの密着性を高め、強い防錆力があるのが特徴の下地用塗料です。細かな傷も埋めてくれるので、ペイントの仕上がりが綺麗になるのもうれしいポイント。
手順5. カーペイントをする
下塗りが終わったら、いよいよカーペイント。缶スプレーをよく振ってから塗装面との距離を約15〜30cmほど開け、一定方向に塗ります。肩幅を1秒間ぐらいのスピードで塗るのが目安。約10〜20分間隔で、乾いては塗りを繰り返します。
スプレーの液だれや飛び散りを防ぐためには、ペイントヘルパーを使うのがおすすめ。塗りたい箇所をはみ出さずに塗れるので、小さな範囲の塗装にぴったりです。また、スプレー塗装の解説が付いているのもうれしいポイント!
重ね塗りを繰り返し、色が合ってきたら約10分程度自然乾燥させましょう。
手順6.クリアペイントをする
カーペイントが終わったら、クリアペイントを塗装します。メタリック、パール・マイカ塗装の場合、クリアペイントが必ず必要になります。
クリア塗装をしないとツヤが出ません。クリアペイント300 A-4を塗装することでツヤがでて本体の色合いに近づきます。その他防錆効果、耐久性、耐候性が高まり、紫外線や酸性雨などから塗装面の劣化を防ぎます。
手順7.ボカシ剤を塗る
クリアペイントを塗り、10分程度乾燥させたらボカシ剤を塗りましょう。ボカシ剤はスプレーダストを溶かしなじませ、補修箇所と周辺の色の境目を目立たなくします。
完全乾燥には1週間程度必要になります。1週間後、コンパウンドで磨くと更にツヤが増して美しく仕上がります。
自分で車のカーペイントを行う際の注意点
自分でカーペイントを行う際には、あらかじめ注意点を抑えておくことが大切です。カーペイントを行う場所や塗り方に注意し、綺麗に仕上げましょう。
作業場所に注意する
カーペイントを行う場所は、換気ができる場所を選び、周囲への配慮を心掛けましょう。また、天候のいい湿度の低い日を選ぶこともポイント。カーペイントでは、下塗りからクリアまで何度も塗装と乾燥を繰り返す必要があるので、晴天の日を選ぶのがおすすめです。
保護具を用意する
塗料の中には、シンナー臭が強いものや、多量に吸い込むと有害なものもあります。そのため、マスクやメガネ、手袋などの保護具を着用することが大切です。防護性の高い保護具を選び、しっかりと自身を守りながらカーペイントを行いましょう。
塗料の取り扱いに注意する
塗料の保管方法には細心の注意が必要です。高温の場所を避け、日陰や物置に保管しましょう。保存方法が悪いと、塗料が固まってしまったり、製品不良の原因になってしまったりする恐れがあります。
愛車をDIY!車のペイントを自分でやってみよう
カーペイントは「知識がないから不安」という人や「DIYは不得意」という人でも、事前に準備し、手順に沿って行えば自分で行うことも可能です。
本記事を参考に、ぜひ愛車を自分の手でペイントしてカーライフを楽しみましょう!
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