エンジン音がうるさい原因は?音別に対処法を解説!

エンジン音がうるさいと感じる場合、車の内部で何らかの不具合が起きているサインかもしれません。この記事では、エンジン音がうるさく感じる主な原因と、音別に考えられるトラブル・対処法を解説します。放置すれば大きな故障や走行不能につながるおそれもあるため、違和感があれば早めに原因を探り、必要な対応をとりましょう。
エンジン音がうるさいのはなぜ?
普段聞き慣れているエンジン音に変化を感じたら、異常のサインかもしれません。詳細は後述しますが、まずは大きく3つの原因に分けて確認してみましょう。
- エアコンの稼働音がうるさく感じる
- エンジン自体に問題がある
- 排気系に問題がある
エアコンの稼働音がうるさく感じる
暑い季節に多く見られるのが、エアコンをつけたときに「ブーン」「ウォーン」といったうなり音が目立つケースです。
エアコンの稼働音であれは車の走行に問題がないケースも多いですが、音が徐々に大きくなったり、振動をともなったりするようになったら注意しましょう。
エンジン自体に問題がある
エンジン本体の不調は、最も深刻なケースに発展しやすい原因。金属同士の摩耗や潤滑不足により、打撃音やノッキング音といった異音が発生することがあります。
音に加えて加速が鈍くなったり、燃費が悪くなったりしているなら、内部にトラブルが起きている可能性が高いため注意しましょう。
排気系に問題がある
エンジンから発生した排気ガスは、マフラーを通じて車体の後方に排出される仕組みです。この排気の流れに不具合があると、エンジン音が不自然に大きくなる場合があります。
とくに金属疲労やサビによる腐食は、古い車に多く見られるトラブル。排気漏れはそのままでは有害ガスを車内に引き込む恐れもあるため、早めの修理が必要です。

排気漏れの箇所や症状によっては自分で補修することで費用を抑えることも可能です。マフラー用パテやパテと補修材のセット、アルミテープなどを使えば、修理に出さなくても改善できることがあります。
【音別】エンジン音がうるさい原因と対処法
エンジンから聞こえる音の種類によって、故障箇所や不具合の可能性は異なります。ここでは代表的なエンジン音を8つに分けて、それぞれの原因と対応方法を詳しくまとめました。
- カタカタ|エンジンオイルの劣化
- ヒューヒュー|オルタネーターの異常
- キュルキュル|ベルト類の異常
- ガラガラ|ウォーターポンプの異常
- ウォーン|エアコンのコンプレッサー
- カンカン|スパークプラグ
- キンキン|エンジンのオーバーヒート
カタカタ|エンジンオイルの劣化
エンジンを始動した直後、あるいはアイドリング中に「カタカタ」といった軽い打音が聞こえる場合、潤滑がうまくいっていないかもしれません。このような音は金属部品が直接ぶつかっているときに出やすく、エンジンオイルが劣化しているか、量が不足していることが考えられます。
カタカタという音が気になる場合はまずオイルの量と状態を確認し、必要に応じて交換を行いましょう。劣化が進んでいる場合はオイルのみならず、フィルターの交換も同時に行うとより効果的です。
ヒューヒュー|オルタネーターの異常
「ヒューヒュー」と風を切るような高音がエンジンルームから聞こえる場合、オルタネーターの異常が疑われます。オルタネーターは発電を担う重要な機械のこと。ベアリングやプーリーといった回転部が摩耗すると、異音の原因になります。
オルタネーター自体の内部に不具合がある場合は、修理よりも交換となるケースも。放置しておくと発電機能が低下し、バッテリーが上がってしまうおそれもあるため注意が必要です。
キュルキュル|ベルト類の異常
「キュルキュル」というすべるような音は、多くの場合ベルトの劣化が原因です。ベルトが湿っていたり、ゴムが劣化して硬化・ひび割れしていたりするときに出やすくなります。
ベルトの表面が滑る、触ってすぐにひびが確認できる、といった状況の場合は早めの交換が必要です。
ガラガラ|ウォーターポンプの異常
金属が内部で暴れているような「ガラガラ」という音がする場合、ウォーターポンプが故障している可能性があります。ウォーターポンプは冷却水を循環させるための装置で、異常が生じるとエンジンの冷却がうまくいかなくなってしまうため要注意。
ウォーターポンプに異常が見られた場合は、ウォーターポンプ本体を交換することで改善できます。ウォーターポンプが完全に壊れてしまうとオーバーヒートにつながるため、早めの対処が欠かせません。
ウォーン|エアコンのコンプレッサー
エアコンを使っているとき、「ウォーン」という重低音のようなうなりが聞こえることがあります。こういったケースでは、冷媒を圧縮するコンプレッサーが関係しているケースがほとんどです。
内部の圧力が高まっていたり、コンプレッサーの軸受けに負荷がかかっていたりすると、振動とともにこのような音が出ることがあります。
エアコンの稼働音であるためエンジンの故障ではありませんが、このような音が聞こえたらコンプレッサーの点検・交換が必要です。故障が進むと冷却機能が働かなくなり、夏場の運転に支障をきたすため注意しましょう。
カンカン|スパークプラグ
「カンカン」と金属が打ち合うような音は、エンジンの燃焼室で点火に関わるスパークプラグに不具合が起きている可能性があります。このような状態で走り続けるとエンジンの稼働のバランスが崩れ、加速や燃費にも悪影響を及ぼすことがあるため要注意。
対処法としては、スパークプラグの交換が基本です。最近では高性能なプラグもありますが、エンジン音に違和感を覚えたら早めに点検を受けることをおすすめします。走行中に音が頻繁に聞こえるようであれば、点火コイルや燃料系のチェックも必要です。
キンキン|エンジンのオーバーヒート
エンジンの温度が異常に上がったとき、「キンキン」という金属が収縮するような高い音が出ることがあります。熱膨張によって部品同士のすき間がなくなり、摩擦が発生している状態です。
エンジンのオーバーヒートは放置すると車が動かなくなるリスクがあります。もしキンキンという音がしたら、すぐに点検してもらうようにしましょう。
エンジン音がうるさい場合によくある質問
最後に、エンジン音がうるさい場合によくある質問をまとめました。
- エンジン音が急にうるさくなった原因は?
- エンジン音を静かにする方法は?
- 軽自動車はエンジン音がうるさい?
エンジン音が急にうるさくなった原因は?
突然音が大きくなる場合、何かしらの部品が破損したか、摩耗の限界に達した可能性があります。走行中に異音が強まったり、エアコンの使用・停止に関係なく音が鳴tたりするようなら、内部の機械的な不具合が進行している可能性も。少しでも異常を感じたら、すぐに点検してもらうようにしましょう。
エンジン音を静かにする方法は?
エンジン音を抑えるには、まずは定期的なメンテナンスが重要です。エンジンオイルの交換はメンテナンスの基本で、規定の距離や期間を超えて使い続けると、摩耗が進み音も大きくなります。
オイル交換と一緒にオイル添加剤や燃料添加剤を使用する事でエンジンからの異音を和らげる効果が期待できます。
また、ベルト類やプラグ、バッテリー周辺の点検も忘れずに行うことで、無用な騒音を防げるでしょう。
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軽自動車はエンジン音がうるさい?
軽自動車は構造上、普通車と比べてエンジン音が大きく感じやすい傾向があります。エンジンルームのスペースが限られており、遮音材の量も少ないため、内部の機械音が車内に響きやすい場合があるためです。
また、エンジンの回転数が高くなりがちで、特に高速走行時には音が目立ちやすくなります。
ただし、異音の有無と車種の違いは別問題です。軽自動車でも正常であれば不快な騒音は出ません。普段より明らかに大きくなってきた、音質が変わってきたと感じたら、やはり点検が必要です。
エンジン音がうるさいのは異常のサインかも?放置せずに対処しよう
車のエンジン音に変化があったとき、「気のせいだろう」と見過ごしたくなるかもしれませんが、放置すれば重大な故障に発展するリスクがあります。エンジン本体、冷却系、排気系、ベルト類など、音の原因はさまざまですが、音に気づいた段階で早めに点検・整備を行うことが重要です。異変があればすぐに点検・修理に出して、早めの対処を心がけましょう。
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