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2025.07.04

車の補修作業の必需品!サンドペーパーの種類とその使い方を解説

車の塗装にキズや剥がれを見つけて、自分で補修できないかと考えている方も多いでしょう。そんなとき活躍するのが「耐水サンドペーパー」。この記事では、車の補修作業に使うサンドペーパーの種類や番手ごとの使い分け、自分でできる補修手順までをわかりやすく解説します。おすすめの補修アイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

車の補修作業に耐水サンドペーパーを使おう

車のボディに付いた小キズや塗装の剥がれは、見た目にも気になってしまうもの。そんなときに役立つのが「サンドペーパー」です。

耐水サンドペーパーを上手く使い分ける事によって仕上がりが向上します。

車の補修作業で使うサンドペーパーの番手の種類

サンドペーパーには「番手」と呼ばれる数字があり、数値が小さいほど表面粒子が粗く、大きいほど細かくなります。塗装補修では、工程ごとに番手を使い分けるのがポイントです。

100番|補修箇所の下処理

100番は、耐水ペーパーの中でも粒子が粗いタイプ。補修箇所の下処理などに使用します。

下地が鉄製の塗装がめくれていたり、サビが出てしまっていたりする箇所には、100番サンドペーパーを使いましょう。塗装面の不純物やサビ、浮き上がった塗膜を取り除くことができ、厚付けパテなどの硬いパテの最初の粗削りに使用します。

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320番|パテのならし

320番は、粗削り後の面出し削り、成型に向いています。

他にも、バンパーやFRP素材の塗装剥がし、バンパーパテやうす付けパテの粗研磨などに使用します。

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600番|パテの仕上げ

600番は、320番よりもさらに粒子の細かいサンドペーパーです。成型したパテの表面をさらに整えたい時に使いましょう。パテの仕上げ段階の研磨が可能で表面が滑らかになります。

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1000番|パテの研磨

1000番のサンドペーパーは、各種パテの最終研磨や塗装前の下地処理におすすめ。金属用下地塗り剤(プラサフ、プライマー)を塗装した後、ざらつきを取る研磨にも使えます。

最終研磨後は表面がツルツルになり、塗装後の凹凸が無くなる事で密着性と発色がアップします。

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自分でできる!車の補修作業の手順

車の補修作業は、正しい手順を押えれば初心者でも挑戦できる作業です。ここでは、車の補修作業の手順とポイントを解説します。

  1. 下地処理を行う
  2. キズを埋める
  3. 塗装する
  4. スプレーで仕上げる

1. 下地処理を行う

まず最初に、塗装箇所の下地処理を行います。剥がれた塗装やサビがある場合は、これをしっかりと落とさないと新しい塗装がうまく密着しません。100〜320番の耐水サンドペーパーを使って、古い塗膜や汚れ、サビを除去します。

2. キズを埋める

下処理を終えたら、キズを埋める工程に進みます。へこみや深いキズがある場合には、パテを使ってキズや凹みを埋めます。パテを塗り込む際は、ヘラなどで薄く均等に塗り広げ、完全に乾くまで時間を置くことがポイント。

パテが乾いたら、320〜600番、1,000番のサンドペーパーで表面をなめらかに整えます。凹凸が残っていると、見栄えが悪くなってしまうので、ていねいに削るようにしましょう。

3. 塗装する

塗装作業では、「プラサフ」と呼ばれる下塗り用のスプレーを使用して、補修箇所に薄く吹き付けます。プラサフが乾いたら、1000番前後の細かいサンドペーパーで軽く研磨して表面を整えましょう。

その後、塗装に入ります。車指定の純正カラーにあった色を選び、数回に分けて薄く重ね塗りするのがポイントです。一度に厚く吹き付けてしまうと液だれやムラが起こりやすいので、少しずつ数回繰り返しましょう。

塗装を行う際は、周囲をマスキングテープや新聞紙などでしっかり保護して、塗料が飛散しないようにしてください。

4. クリアで仕上げる

最後はスプレーでの仕上げ工程です。塗装の上から「クリアスプレー」を吹きかけることで、艶やかでピカピカな仕上がりに。

しっかり乾かした後、目の細かいコンパウンドを使って表面を磨き上げましょう。磨きすぎて塗装を削ってしまわないよう、力を入れすぎずていねいに行うのがポイントです。

車のサンドペーパーのおすすめアイテム3選

最後に、車の補修作業におすすめのアイテムを紹介します。

  • スムースサンドシート&パッド
  • 仕上げ用サンドペーパー
  • サンドスポンジ

スムースサンドシート&パッド

広範囲から細部まで効率よく研磨したいときに重宝するのが、こちらのスムースサンドシート&パッド。

耐久性のあるシートと柔軟性の良いクッションパッドがセットになっており、曲面にもよく馴染むのがポイント。水を使わなくても研磨できるので、作業短縮にもおすすめです。

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仕上げ用サンドペーパー

塗装前の最終調整や塗装後のザラツキ処理には、細かい粒度のサンドペーパーが必要です。ホルツの仕上げ用サンドペーパーは400〜2000番のセットになっており、超微粒子とコーティングの効果で研磨面が美しく仕上がるのが特徴。

塗装のツヤを引き出すための最終工程にぴったりなアイテムです。

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サンドスポンジ

手にフィットするスポンジタイプのサンドペーパーで、凹凸や曲面の多いパーツにも使いやすいアイテムです。スポンジの弾力で力が均一に分散されるので、削りすぎやムラを防ぎながら自然な仕上がりを実現できます。

補修作業の粗削りの目消し〜最終調整まで幅広く使えて、細かい作業が苦手な方でも扱いやすいのが魅力です。

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車の塗装補修はセルフでも可能!耐水サンドペーパーで仕上げよう

車の塗装補修は、適切な工程と道具がそろえばセルフでも十分に対応できます。なかでも耐水サンドペーパーは、下地処理から仕上げまで幅広く使える必須アイテム。番手を使い分けながら作業することで、綺麗な仕上がりを目指しましょう。本記事を参考に、愛車のキズ補修にぜひチャレンジしてみてください。

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