車の虫汚れはどう落とす?正しい落とし方と予防策

ドライブのあと、「フロントガラスやボンネットに虫汚れが付いてしまった…」という経験のある方も多いでしょう。放置すると塗装を傷めてしまう可能性もあるため、早めの対処が大切です。本記事では、虫汚れの落とし方やおすすめのクリーナー、予防アイテムまで詳しく紹介します。
【ケース別】車の虫汚れの落とし方
暖かい季節のドライブや高速道路を走った後、フロントバンパーやボンネット、フロントガラスに虫の汚れがびっしり付いてしまったという経験のある方も多いはず。
虫汚れは放置すると落としづらくなるだけでなく、塗装にダメージを与えるリスクもあるため、早めに正しい方法で取り除くことが大切です。
ここでは、虫汚れの状態に応じた落とし方を紹介します。
- 【軽度の場合】水で洗い流す
- 【時間が経過・なかなか落ちない場合】お湯・クリーナーで落とす
【軽度の場合】水で洗い流す
走行直後や汚れが付いて間もない場合は、水だけで落とせるケースがほとんどです。虫の体液は水溶性のため、乾燥前であれば洗い流すだけで簡単に除去できます。
とくに夜間走行後や、高速道路を利用した直後などは、車を降りたタイミングですぐに確認する習慣を付けるのがポイント。早めに気づくことができれば、汚れをこびりつかせずに済みます。水で洗い流す手順は以下の通りです。
- ホースやジョウロでやさしく流水をかける
- やわらかいクロスやスポンジで、軽くなでるように拭き取る
塗装を傷つける原因になるため、ゴシゴシこするのは避けましょう。ガラス面やヘッドライトの虫汚れも同様に、水で流してから柔らかいクロスでサッと拭くだけでOKです。
【時間が経過・なかなか落ちない場合】お湯・クリーナーで落とす
時間が経つと、虫の体液やタンパク質が乾燥して固まり、水だけではなかなか落ちない状態になってしまいます。そのような場合は、「お湯」や「虫取り専用クリーナー」で汚れを浮かせてから拭き取るのが効果的です。
- 30~40℃のお湯に浸したタオルを、虫汚れ部分に2~3分あててふやかす
- 汚れが柔らかくなったら、虫取りクリーナーをスプレーし、数分放置
- 専用クロスまたはマイクロファイバークロスでやさしく拭き取る
- 最後に流水でクリーナーをしっかり洗い流す
いきなり強くこすると塗装がはがれる恐れがあるため、「浮かせてから落とす」ことを意識してみてください。また、ワックス加工をしている車体にはクリーナーの成分が影響することがあるので、使用前に注意書きを確認しましょう。
おすすめの車用虫取りクリーナー
虫汚れの場合、市販のカーシャンプーだけでは落としにくい場合があります。そういった場合は、専用の虫取りクリーナーを使用するのがおすすめ。
「プレストン バグクリア」は、頑固な虫の死骸や鳥のフンを簡単に落とせるアルカリ性のクリーナーです。泡状の液体が汚れをふやかし浮かせて落とします。洗車機前にスプレーすることで汚れをふやかし、落としやすくする使用方法もおすすめです。
ウインドガラスには「クルマの激落ちくん 虫・油膜取りウオッシャー」がおすすめです。虫汚れや鳥のフンを優れた洗浄力で強力に落としてくれるウォッシャー液です。虫汚れと同時に視界をさえぎるギラつきや油膜をしっかり落とし、快適なドライブをサポートします。
虫汚れの予防アイテム3選
このように、虫汚れは「付いてから」対処するよりも、「付かないようにする」工夫が効果的。ドライブ前に一手間かけておくだけで、虫の付着を軽減できたり、後の掃除が格段に楽になったりします。予防アイテムをうまく活用して、愛車を長く美しく保ちましょう。
ここでは、虫汚れの予防や付着防止に役立つ3つのアイテムをご紹介します。
- コーティング
- ワックス
- プロテクションシート
コーティング
コーティング剤は、ボディ表面に保護膜を作り、虫の体液や汚れが直接塗装に触れるのを防いでくれるアイテム。虫だけでなく、雨ジミや花粉、紫外線による劣化も予防してくれるため、洗車の頻度を減らしたい方にもおすすめです。
フロントバンパーやミラー周辺など、虫が付きやすい箇所を重点的にコーティングしましょう。
ワックス
ワックスは、塗装面に薄い油膜を形成し、汚れがこびりつきにくくしてくれるアイテム。虫対策にも効果的なのでおすすめです。
とくに「スプレータイプ」や「拭き取り不要タイプ」の製品なら、洗車後の手間も抑えられるでしょう。定期的にワックスを塗ることで、仮に虫汚れがついてしまった場合も水で落ちやすくなります。見た目のツヤも保たれ、虫だけでなく雨ジミなどを防げる点もメリットです。
プロテクションシート
虫の飛来が多いシーズンや長距離ドライブの直前におすすめなのが、貼るだけで虫の付着や小傷からボディを守れる「プロテクションシート」です。
プロテクションシートは、フィルム状の保護材をバンパーやボンネットなどに貼りつけることで、虫汚れや小さな飛び石などから車体を守ってくれるアイテム。
車の虫汚れを落とすときの注意点
虫汚れを落とす際にやり方を間違えると、かえってボディやガラスを傷つけたり、塗装にダメージを与えてしまったりすることがあります。ここでは、虫汚れを正しく落とすために知っておきたい注意点をまとめました。
- 気づいたらすぐに対処する
- 洗車用のクロスを使う
- 水をたっぷり使う
気づいたらすぐに対処する
まず大切なのは、虫汚れに気づいたらできるだけ早く対処することです。時間が経てば経つほど虫の体液が乾燥して硬化し、ボディに頑固にこびりついてしまいます。
とくに直射日光に当たった状態では、熱によって汚れが焼き付きついてしまい、取れにくくなってしまうことも。走行直後や帰宅時に、すぐ対処するのがおすすめです。
洗車用のクロスを使う
次に気をつけたいのが、汚れを落とすときに使用するクロスの選び方です。一般的なタオルや雑巾は繊維が粗く、ボディ表面に細かい傷をつけてしまう場合があります。
できるだけマイクロファイバークロスや、車専用のクロスを使いましょう。専用のクロスなら柔らかく、塗装面を傷めずに済みます。
水をたっぷり使う
虫汚れを落とす際には、必ずたっぷりの水を使うことがポイントです。
水が足りない状態で無理に拭き取ろうとすると、虫の破片によって表面に細かいキズが残るリスクがあります。ホースでたっぷりの水をかけながら、やさしく汚れを流すように拭き取りましょう。
車の虫汚れは放置せず対処しよう
本記事では、虫汚れのケース別の落とし方やおすすめクリーナー、予防アイテムを紹介しました。虫汚れは時間が経つほど落としにくくなるため、こまめに対処し、愛車をピカピカに保ちましょう。
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