自動車のゴム製パーツの劣化原因とトラブルについて
自動車の部品の中で、ゴム製のパーツが意外に多いことをご存知でしょうか?
車体の外装から内部のエンジン周りまで、ゴム製パーツはあらゆる場所で使用されています。
例えば、タイヤはもちろん、ウィンドウシール、ワイパーブレード、ホース、ベルト、サスペンションブッシュなどが挙げられます。
これらのゴム製パーツは車の性能や安全性を支える重要な役割を果たしています。
今回は、ゴム製パーツの劣化原因とトラブルについて詳しく見ていきましょう。
知ってる?ゴム製パーツの劣化原因
一般的な劣化原因
1.紫外線(UV)
ゴム製品にとって最も大きな敵は紫外線です。太陽光に長時間さらされると、ゴムの分子構造が破壊され、硬化や亀裂を引き起こします。柔軟性が失われ、パーツが脆くなります。
2. 温度変化
ゴムは温度の変化に敏感です。高温ではゴムが柔らかくなり、低温では硬化します。この繰り返しによるストレスで、ゴムの素材が劣化します。特にエンジン周りのホースやベルトは、エンジンの熱による影響を受けやすいので注意です。
3. オゾン
空気中のオゾンもゴムを劣化させる原因の一つです。オゾンはゴムの分子を酸化させ、表面に微小な亀裂を生じさせます。これが積み重なると、パーツの性能が低下します。
意外!?な劣化原因
1.油や化学物質
エンジンオイル、ブレーキ液、燃料などの油や化学物質は、ゴムと接触すると化学反応を引き起こし、劣化を加速させることがあります。特にエンジン周辺のゴム製ホースやシールは、油の漏れや飛散による影響を受けやすいです。
2. 振動と摩耗
自動車は走行中に常に振動しています。サスペンションブッシュやエンジンマウントなど、振動を吸収するためのゴム製パーツは、長時間の使用で摩耗し、徐々に効果を失います。
3. 塩分と汚れ
海岸沿いの道路や冬季の凍結防止剤による塩分は、ゴムの劣化を加速させます。また、泥やほこりが積もると、ゴムの表面を傷つける可能性があり、これも劣化を引き起こします。
ゴム製パーツの劣化が引き起こすトラブル
1.タイヤ
タイヤの劣化は、亀裂や膨張を引き起こし、最悪の場合、バーストにつながることがあります。これにより、走行中に重大な事故を引き起こす可能性があります。
2. ウィンドウシール
劣化したシールは、雨水の侵入を防ぐことができず、車内に水が入り込み、電子機器や内装にダメージを与えることがあります。
3. ワイパーブレード
硬化したワイパーブレードは、窓ガラスを適切に拭き取れず、視界を悪化させます。特に悪天候時には視界不良が重大な事故を招くリスクがあります。
4. エンジンホース
エンジンホースが劣化すると、冷却液やオイルの漏れを引き起こし、エンジンのオーバーヒートや機能低下につながります。
5. ベルト
劣化したベルトは、スリップや破断を引き起こし、エンジンの補機類(オルタネーター、パワーステアリング、エアコンなど)の動作不良を招きます。
ゴム製パーツは、車の性能と安全性を支える重要な役割を担っています。日々のメンテナンスを怠らず、ゴム製パーツの劣化を早期に発見し、適切に対処することで、車のトラブルを未然に防ぐことができます。車と長く、そして安全に付き合うために、ゴム製パーツへの適切なケアを心がけましょう。
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