コンパウンドで消えない傷を消す方法とは？特徴について解説！

車を使用していると、コンパウンドを使っても消えない傷がついてしまい、どうすれば良いか悩んでいる方もいるでしょう。本記事では、コンパウンドで消えない傷の特徴や消す方法について解説します。

コンパウンドで消えない傷の特徴

コンパウンドで消えない傷の特徴は主に4つです。それぞれ詳しく解説します。

深さがクリア層を超えている

クリア層は車の塗装の最上層であり、光沢や保護の役割を果たしています。もし傷がこの層を越えて金属や下層の塗装にまで達している場合、コンパウンドで磨いても完全に修復することはできません。

幅が広く深い擦り傷

擦り傷が広範囲にわたると、コンパウンドを使っても傷を完全に消すのは難しくなります。特に傷が深い場合、コンパウンドだけではその傷の跡は消しきれません。浅い擦り傷なら効果が期待できますが、広くて深い傷には適応できないことがあります。

錆が発生している傷

錆は金属部分に浸透しているため、コンパウンドで表面を磨いても錆の根本的な部分にはアプローチできません。錆が進行している場合、その部分をコンパウンドで処理しても傷を消すことは難しいため、錆を除去し必要であれば再塗装が必要です。

塗装が剥がれた部分的な欠損

塗装が剥がれた状態では、コンパウンドで表面を磨くことができても、欠損した部分を修復することはできません。この場合、剥がれた塗装部分を埋めるためには再塗装が必要となります。コンパウンドで傷を目立たなくすることはできても、完全に元通りにはなりません。

コンパウンドで消えない傷を消す方法

コンパウンドで消えない傷を消す方法は主に4つです。それぞれ詳しく解説します。

補修ペイントを使用する

コンパウンドで消えない傷を補修する方法として、補修ペイントを使用するのがおすすめです。特に塗装が剥がれている部分や色が落ちている傷に対して、傷の周囲と色を合わせることができます。

市販の補修ペイントで傷の状態に応じた塗装をすることで、見た目が良くなります。しかし、塗装技術や乾燥時間に注意が必要で、仕上がりをきれいに保つためには慎重に作業を行うことが大切です。

補修ペイントを使用する場合は、あわせて「ペイントヘルパー」を活用してみてください。塗装の飛び散りを防止し、液ダレも防止できるため、丁寧な塗装が可能になります。

▶︎▶︎▶︎商品詳細はこちら

サンドペーパーを使用する

サンドペーパーは、特に塗装の表面に傷がある場合におすすめの方法です。傷の周囲をサンドペーパーで削り、平滑にすることで傷を目立たなくすることができます。

細かい目のサンドペーパーを使って慎重に削ることが重要です。その後、表面をコンパウンドで磨くと、よりきれいな仕上がりになります。

ただし、サンドペーパーの使い過ぎは塗装を削り過ぎてしまうため注意してください。

フィルムやラッピングで隠す

傷が目立たないようにするために、フィルムやラッピングを使う方法もあります。特に塗装が剥がれた部分や広範囲にわたる傷には、フィルムやラッピングで覆うことで見た目を改善できます。

車のカラーに合わせたフィルムを選べば、傷が目立たなくなるだけでなく、車の外観をカスタマイズすることも可能です。

修理に出す

深刻な傷や広範囲にわたる傷の場合、専門の修理業者に修理を依頼するのが最も確実な方法です。修理業者では、傷の状態に応じて塗装やパネル交換など、適切な処置を行ってくれます。

錆が発生している場合や深い傷がある場合には、修理業者に依頼して、専門的な技術で修復してもらいましょう。自分で修理する自信がない場合や仕上がりを重視する場合は、プロに任せるのがおすすめです。

コンパウンドで消えない傷を修理する注意点

コンパウンドで消えない傷を修理する注意点は主に3つです。それぞれ詳しく解説します。

自分で作業をする際は傷を悪化させないように注意する

コンパウンドを使用して傷を修復する際、適切な力加減で作業を行い、傷の周囲を平滑に仕上げることが大切です。傷の状態に応じて、コンパウンドの種類や粒度を選ぶことも必要です。もし傷が深すぎる場合は、無理にコンパウンドで処理しようとせず、修理専門業者に依頼することを検討しましょう。

他の箇所を傷つけないようにする

コンパウンドやサンドペーパーを使用する際に、無意識に車の他の部分に触れてしまうと、傷が広がったり新たな傷をつけたりすることがあります。

作業前に周囲をよく確認し、傷のない部分に触れないように細心の注意を払いましょう。また、作業エリアをマスキングテープで囲むことで、他の部分を保護することができます。

本当に使用しても良いアイテムか確認する

コンパウンドやサンドペーパーなど、修理に使用するアイテムが車の塗装に適しているかどうかを確認することが重要です。特に市販のアイテムにはさまざまな種類があり、車の塗装や傷の深さに合わせたものを選ばないと、塗装を傷める原因になります。

コンパウンドの種類（粗さや粒度）や、サンドペーパーの目の細かさを事前に確認して、車の傷に適した製品を選んで使用するようにしましょう。適切でないアイテムを使用すると、かえって仕上がりが悪くなり、修理が必要な状態を悪化させる可能性があります。

車を修理に出す業者を選ぶポイント

車を修理に出す業者を選ぶ際は、4つのポイントが重要になります。ここでは、車を修理に出す業者を選ぶポイントを紹介します。

修理業者の実績

車の修理業者を選ぶ際には、まずその業者の実績や経験を確認することが重要です。過去の修理例や、どのような車種に対応しているかを調べることで、信頼性や技術力を判断できます。

実績が豊富な業者ほど、様々なトラブルに対処できる経験があるため、安心して依頼できるでしょう。また、口コミやレビューを確認することも有効で、実際にサービスを受けた人の意見を参考にすることで、より信頼できる業者を選ぶことができます。

修理にかかる料金

料金は修理業者を選ぶ際に重要なポイントの1つです。修理内容に対する見積もりを事前に受け取り、相場と比較することが大切です。料金が安すぎる場合、品質や修理の範囲が不十分である可能性があるため、慎重に判断しましょう。

料金が高すぎる場合も、料金の内訳や詳細な説明を求めることが重要です。見積もりは無料の業者が多いため、複数の業者から見積もりを取り、比較してみると良いでしょう。

アフターサービスの内容

修理後のアフターサービスが充実している業者を選ぶことも大切です。修理後に再発した場合や不具合があった場合に、保証や無料の再修理が受けられるかどうかを確認しましょう。

修理後のメンテナンスや点検サービスが提供されているかも重要なポイントです。これにより、修理後も安心して車を使用することができます。

アクセスの良さ・利便性

修理業者の立地やアクセスの良さも考慮する必要があります。自宅や勤務先からアクセスしやすい場所にある業者を選ぶことで、修理の際に不便を感じることが少なくなります。

また代車サービスや送迎サービスを行っている業者であれば、車が使えない修理期間の移動がスムーズに行えるため便利です。また、営業時間や予約の取りやすさも、業者選びのポイントです。

コンパウンドに関するよくある質問

コンパウンドに関するよくある質問について解説します。

コンパウンドで失敗したらどうすればいいですか？

コンパウンド作業で失敗した場合、まずは冷静に状況を確認してください。傷がさらに深くなったり、塗装にダメージを与えたりした場合、無理に自分で修復しようとせず、修理業者に依頼することを検討しましょう。

もし表面に曇りや不均一な仕上がりができてしまった場合、再度細かいコンパウンドやポリッシャーを使って仕上げ直すことが可能です。しかし、深い傷や塗装が剥がれている場合は、プロによる修理が必要です。

黒い車の傷はどうやって消せますか？

黒い車の傷は特に目立ちやすいですが、適切なコンパウンドと技術を使えば目立たなくすることが可能です。黒い車に使用する場合、まずは微細な傷を消すために、粒度が細かいコンパウンドを使用することをおすすめします。

粗いコンパウンドを使うと、白っぽく残ってしまうことがあるため注意が必要です。超微粒子コンパウンドで磨いて光沢を復元することが大切です。

仕上げには、黒い車専用のワックスやポリマーを使うと、艶を保ちつつ傷が目立たなくなります。

コンパウンドでどこまで消せますか？

コンパウンドで消せる傷の範囲は、傷の深さや種類によって異なります。浅い擦り傷や表面の汚れ、軽微な傷などは、コンパウンドを使うことでかなり目立たなくすることができます。

ただし、深い傷やクリア層を超えて金属部分にまで達した傷、または塗装が剥がれている部分は、コンパウンドでは完全には修復できません。このような場合は、再塗装や専門的な修理が必要です。

コンパウンドはどれくらいの強さで磨けばいいですか？

コンパウンドを使用する際の力加減は非常に重要です。強く擦りすぎると、塗装を傷つけたり、クリア層を削りすぎて光沢が失われる原因になります。

まずは軽く一定の力で均等に磨き、必要に応じて力を加減していきましょう。磨きの際は均等に擦ることを意識してください。

スポンジはコンパウンド用を使用することをおすすめします。車の塗装が薄くなっている部分やクリア層が剥がれている場合は、無理に磨きすぎないように注意しましょう。

コンパウンドで消えない傷を修理する際は注意が必要

コンパウンドで消えない傷を無理やり修理しようとすると、悪化する可能性があります。どうしても消えないと感じたら、業者に相談しましょう。無理に自分で対応しないようにすることが大切です。