黄ばんだヘッドライトを「タフウレタン ヘッドライトMH11626」で透明度復活！

今回紹介する2液性ウレタン塗料「タフウレタン ヘッドライトMH11626」（商品ページamazon）は、塗料と硬化剤の２液反応硬化型のスプレータイプの塗料です。

塗膜の厚さ、透明感、ツヤの美しさで天候の影響（耐候性）にも負けない強靱なクリア塗膜を成形します。
1回使い切りではありますが、その仕上りは一般的なヘッドライト用のクリーナーやコーティング剤に勝る塗料ならではの高い性能を発揮します。

商品特長
●経年劣化による白ボケや黄ばんだヘッドライトをクリアな状態に修復　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
●塗料ならではの強靭な被膜で対候性に優れ、クリアな状態が2年以上持続
※当社耐久テスト結果（お車の使用条件により異なります）
●ヘッドライトの明るさ復活、車検対策

用途
●ヘッドライト（ポリカーボネート製）の補修用2液ウレタンクリア塗料

性能
●品名：合成樹脂塗料 内容量：150ml　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
●成分：合成樹脂（アクリルウレタン）、酢酸ブチル、グリコールエーテ系溶剤、ケトン系溶剤、ポリイソシアネート
●塗り面積：0.2～0.4㎡（3回塗り）（ミニバンヘッドライト約1台分）

タフウレタン ヘッドライトMH11626のメリット

ヘッドライトの黄ばみ取りには、さまざまな方法があります。市販の研磨剤やクリーナー、コーティング剤を使う方法、あるいは業者に依頼する本格的な施工まで、その手段は多岐にわたります。

その中で、「タフウレタン ヘッドライトMH11626」（商品ページamazon）にはどのようなメリットがあるのでしょうか。以下で詳しく見ていきましょう。

一時的な「見た目改善」で終わらない、根本対処型

 市販のヘッドライトクリーナーや研磨剤は、ヘッドライトの黄ばみを軽減する手段として一定の効果がありますが、あくまで「表面を磨いて一時的に透明感を得る」対症療法といえます。そのため数週間～数ヶ月後には再び黄ばみが発生しやすく、頻繁なメンテナンスが必要です。

 一方で、「タフウレタン ヘッドライトMH11626」（商品ページamazon）は2液型のウレタンクリア塗料を使用しており、DIYでありながら本格的な保護塗膜を形成できます。そのため黄ばみや劣化の再発を長期間防ぐ予防的効果が得られ、研磨や脱脂など正しい手順を踏んで使用すれば新品のような仕上がりが期待できます。

耐久性に優れている

簡易的なコーティング剤では、紫外線による劣化を十分に防ぎきれず、再黄ばみやクラックの発生リスクが高い傾向にあります。「タフウレタン ヘッドライトMH11626」（商品ページamazon）は、ウレタン塗料をベースにしており、厚い皮膜によってヘッドライトを保護します。対候性、対ガソリン性、耐衝撃性に優れた2液ウレタン塗料であり、2年以上の耐久性を誇ります。

コストが抑えられる

本格的なヘッドライトリペアは、業者に依頼すれば1万円～2万円以上かかることもあります。しかし「タフウレタン ヘッドライトMH11626」（商品ページamazon）を使えば、数千円程度の材料費でそれに迫る仕上がりを自力で実現できます。必要なのは丁寧な下地処理と時間だけ。コストと仕上がりのバランスに優れた選択肢と言えるでしょう。

DIY初心者にも扱いやすい

DIYにあまり慣れていない方の場合、2液型の塗料というと、ちょっとハードルの高さを感じることもあるかもしれません。その点「タフウレタン ヘッドライトMH11626」（商品ページamazon）は缶内部で簡単に混合できる構造となっており、説明書きの手順通りに作業すれば特段難しい点や失敗もありません。

手順さえ守れば専門知識がなくても使いこなせる設計であり、DIY初心者でもチャレンジしやすいでしょう。

作業の流れ（概要）

①洗車　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　②研磨用マスキング　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　③研磨（黄ばみを落とす）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　④塗装用マスキング　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⑤脱脂　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⑥塗装　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⑦乾燥・仕上げ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

ヘッドライト全体が全体的に黄ばんで白ボケした状態です。

①洗車

最初は、一番目の粗い400番を使用します。水を付けながら黄ばみが取れるまで研磨（最初は研磨した水が茶色っぽいですが、それが白くなるまで研磨します）。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

黄ばみが取れて水の弾きがなくなったら400番の研磨の作業は完成です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヘッドライト全体が白っぽく曇りますが、最終的に塗装すると透明になりますので、心配せずにしっかり研磨して下さい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　研磨が不十分だと透明感が出なかったり、塗料が剥がれたりする原因となります。特に四隅やエッジ部分は削り難いですが、そこから剥がれてしまう原因になるので入念に研磨して下さい。

次に800番、1500番の順に研磨して表面を整えていきます。

1500番まで研磨が終わったら、いったん研磨作業は終了です。作業後、ライト全体が乳白色に曇ったような半透明状態になっていれば、研磨は適切に行えています。逆に、まだらな状態や黄ばみが残っている箇所がある場合は、下地処理が不十分です。そのまま塗装すると仕上がりに影響するため、時間を惜しまず丁寧に研磨しましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　研磨が終了したら一旦マスキングを剥がして、水分を拭き取ります。

隙間などに水分が残っているとこの後に使う塗料を弾いてしまうので、細かい部分まで念入りに拭き取りましょう。必要に応じてドライヤーなどで水分を吹き飛ばすのもおすすめです。時間が許すのであれば、しばらく置いて乾燥させるとより安心でしょう。

④塗装用マスキング　　　

乾燥し水分がなくなったら、次は塗装のためのマスキングに移ります。今回のマスキングは塗装用のため、マスキングテープとフィルムを使用して先程より広範囲に、隙間に塗料が入らない様に入念にマスキングしましょう。

塗装面もそうですが、特にフロントガラスに塗料が付着すると除去が大変なので、フロントガラス全体をマスキングすることをおすすめします。フロントガラスのマスキングが面倒であれば、ボンネットを開けてフロントガラスをカバーする、という方法もあります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今回はボンネットを開けて、フロントガラスに飛び散らない様にマスキングしました。

⑤脱脂

マスキングができたら、脱脂作業に移ります。一見きれいに見えていても、ヘッドライト表面には油分や手垢、研磨粉などの微細な汚れが残っていることがあります。そのまま塗装してもムラになったり、きれいに定着しなかったりするため、脱脂作業は塗装前に必ず行うようにしましょう。

脱脂には「シリコンリムーバー」（商品ページamazon）を使用します。ワックスなどの油分やシリコンを素早く除去し、スプレーしてタオルで拭きとるだけと、手軽に使えるのが魅力です。パンパーや金属部分にも使用できるので、傷補修などのDIYをするのであれば1本あると便利です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　脱脂後は、直接手で触れてしまわないように注意しましょう。

⑥塗装

脱脂作業が終わったら、いよいよ「タフウレタン ヘッドライトMH11626」（商品ページamazon）を使用しての塗装作業です。

「タフウレタン ヘッドライトMH11626」（商品ページamazon）は液混合型のスプレー塗料のため、使用前に準備が必要です。まず、缶底のネジキャップを外します。

外せたら、逆さま（ネジ側）にして突き当るまで回します。

その後30回程度よく振って攪拌し、10分程度置きます。その間は、塗料が反応するように3～4分ごとに30回程度よく振って攪拌してください。静置後、容器を30秒程よく振り、硬化剤を混ぜます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なお、この作業は塗装の直前に行ってください。また、缶の底のネジを回してから、8時間以内に使い切る必要があります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

スプレーの用意ができたら、いよいよ塗装です。塗装は一度で仕上げずに、何度か薄く重ね塗りして仕上げます。最初は、塗装面から20㎝前後離して平行に均一にスプレーしましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

この1回目は捨て吹きといって、全体に薄くフワッと塗料を吹きかける感じで塗装します。この段階ではまだ白っぽくて問題ありません。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2回目からも厚塗りせず、薄めに均一に4～5回程度塗り重ねます。なお重ね塗りの際は、10分以上の間隔をあけるようにします。ヘッドライト周囲のキワは塗り残しができやすいので、丁寧に吹き付けていきましょう。

塗装３回目、ムラがないように全体を均一にしっかり塗布して仕上げます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乾燥が進むとレベリング作用で自然に光沢感が出てきます。

塗り終わり　ピカピカです。

マスキングを剥がして完成です。作業終了が夕方近くになってしまったので、画像が夕日色っぽく写ってしまっていますが、透明感がばっちり増しています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なお、スプレーの硬化が促進すると、気泡やブツが出る可能性があるため、その場合は使用を中止してください。

⑦乾燥・仕上げ

塗装後は完全に乾くまで、ホコリや虫の付着を避けて静置します。気温や湿度にもよりますが、可能であれば24時間以上はそのままにして乾燥させるようにしましょう。乾燥後はマスキングを丁寧に剥がします。

仕上がりをチェックし、塗膜の縁に段差やざらつきがあったり、表面にムラやでこぼこ、ブツがあったりする場合は、コンパウンドMH956（商品ページamazon）で磨きましょう。こうすることで、まるで新品のようなクリアな仕上がりになります。

作業時の注意点

ヘッドライトの黄ばみ取りのDIYは、自由度が高くコストも抑えられる反面、些細なミスが仕上がりや耐久性に大きく影響します。「タフウレタン ヘッドライトMH11626」（商品ページamazon）のメリットを最大限に活かしてきれいに仕上げるために、以下の点に注意して作業しましょう。

研磨は仕上がりに大きく影響するため、丁寧・慎重に

研磨は単なる黄ばみ取りではなく、塗料をしっかり密着させるための土台づくりです。表面的な黄ばみだけを落とすだけでは不十分で、内部の劣化層やコーティング残りがわずかでも残っていると、クリア塗装後に白く濁って見える原因となります。

特に、レンズのフチやでこぼこのある部分は研磨しきれていないことが多く、塗装後に色ムラとして現れやすいポイントです。また、スポンジを使わずにペーパーのみで磨くと、力が集中して部分的に削りすぎることもあるため、ツールの選定も重要です。「MH963 サンドスポンジ」（商品ページamazon）のような適切なアイテムを選び、効率よく作業しましょう。

脱脂は必ず行う

脱脂が不完全だと、せっかく研磨して整えた表面にも塗料がうまく乗らず、弾きや密着不良を引き起こします。特に、指紋や皮脂は見えにくいため、作業中は手袋をする、ヘッドライトの表面には触れない、などを意識しましょう。

また、冬場や湿度の高い日は脱脂剤が乾きにくく、表面に曇りや残留成分が残るケースがあります。これが塗装ムラの原因となるため、脱脂剤が残ることなくきれいに拭き上げるように徹底しましょう。

塗装は薄く何度も、が基本

ヘッドライトに限ったことではないですが、スプレー塗料は薄く、何度も重ね塗りするのが基本です。一気に仕上げようと厚塗りすると液だれや気泡、ムラの原因となり、乾燥中にひび割れを起こすこともあります。そうなるとまた塗装をはがす手間がかかり、より状態を悪化させることにもなりかねません。

特に、気温が低い季節は塗料の乾燥に時間がかかります。重ね塗りのインターバルが短すぎると、前の層が完全に乾く前に次の塗料が溶け込み、仕上がりに大きく影響することも。慌てず、10分以上の時間をおいて一層ずつ塗り重ねていきましょう。また、スプレーを吹き付ける際は常に一定の距離（約20cm）とスピードで、スプレーを動かすことも大切です。手だけを動かすのではなく、腕全体を動かすようにするとやりやすいかもしれません。

また、「タフウレタン ヘッドライトMH11626」（商品ページamazon）は、そのまますぐに使えるタイプのスプレーではなく、準備が必要です。ただし一度攪拌してしまうと硬化が始まるため、面倒だからと言ってあらかじめ用意するのではなく、塗装の直前に準備するようにしてください。

作業環境を整える

塗装環境は、仕上がりに直結します。風が強い日や花粉・ホコリが飛ぶ環境では、乾燥途中の塗膜に異物が付着しやすく、仕上がりに影響する可能性が否定できません。できるだけ無風の日を選び、可能であれば屋内スペースで作業するのが理想です。

また、直射日光下、特に夏場の炎天下は塗料の揮発が早まり、ムラや白化を招きやすくなります。気温は15℃〜25℃、湿度は60％以下が望ましく、時間帯としては夕方や曇りの日がベストです。

最後まで手を抜かない

塗装は、塗料を吹き付ければ終わりではありません。仕上がりには、乾燥も大きく影響します。特に虫や花粉などが付着すると、完全硬化後に取り除くのが困難になります。また、「タフウレタン ヘッドライトMH11626」（商品ページamazon）は、指接触乾燥約20分、完全乾燥には約24時間かかります。そのためできるだけ車を使わない日に作業するなど、乾燥時間のことも考えて作業のスケジュールを組みましょう。

また、最後にマスキングを剥がす際も、塗膜を引っ張らないようゆっくりと行います。強引に引っ張って剥がすと傷を付けたり、塗料が剥がれたりすることになりかねません。

ヘッドライトの再黄ばみを防ぐために

「タフウレタン ヘッドライトMH11626」（商品ページamazon）は2液ウレタンクリアによる高い耐久性を持ちますが、日常的なメンテナンスを心がけることでさらに長く透明感を保つことが可能です。

洗車時の注意点

塗装後のヘッドライトは、表面に塗装膜がしっかりと形成されていますが、強いアルカリ性洗剤や研磨剤入りのスポンジなどはヘッドライトカバーを傷める可能性があるため、避けたほうが安全です。中性の、研磨剤が入っていないカーシャンプーを使用し、柔らかいクロスやスポンジで優しく洗うことを心がけましょう。

また、洗車後は水分を残さず拭き取ることで、水アカやシミの発生を防げます。特に夏場はレンズが熱を持ちやすく、乾いた水滴がレンズ表面にダメージを与えることがあるため、日陰での洗車や早朝・夕方の時間帯がおすすめです。

コーティング・ワックスの併用について

一般的なボディ用のワックスやコーティング剤は、成分によっては塗膜と相性が悪い場合があります。特に撥水成分の強い製品や研磨効果のあるタイプは、塗膜を傷めたり変色させたりする原因になることがあるため注意が必要です。

もしコーティングを施す場合は、「樹脂パーツ・ヘッドライト専用」と明記されたアイテムを選びましょう。

保管環境

紫外線は、ヘッドライトの黄ばみの原因のひとつです。いくら塗膜で保護していても、強い日差しに長時間さらされ続けると劣化は避けられません。普段から屋根付きの駐車場を利用する、もしくはUVカット機能付きのカバーを活用するなど、できるだけ紫外線の影響を軽減する工夫が大切です。

特に夏場は、レンズが高温になりやすく、塗膜の膨張や変質が進みやすい環境になります。青空駐車の場合でも陰になる位置を選ぶなど、意識してみましょう。

塗膜劣化のサインと再施工の目安

「タフウレタン ヘッドライトMH11626」（商品ページamazon）には、2年以上の高い耐久性を誇りますが、使用環境や保管状況によって劣化のスピードには差が出ます。再黄ばみの兆候としては、まず表面のくすみ、細かなクラック（ひび）、光沢の低下などが現れます。初期段階であれば軽い研磨とコンパウンド仕上げで回復する場合もありますが、塗膜そのものが劣化している場合は、再度の下地処理と再塗装が必要です。

2年程度の耐久性ではありますが、前後からこまめにチェックし、劣化が進行する前に再施工を行うことで、常に美しい状態を保つことが可能です。

セット商品（オールインワン）が新発売

今回の作業時に使った商品がセットされた「タフウレタンヘッドライト・オールインワンMH11627」（商品ページamazon）が発売され、日刊自動車新聞主催の「用品大賞2025」洗車・コーティング部門に選定されました。

タフウレタンヘッドライトにサンドスポンジ、マスキングテープ、マスキングシートをセットにし、これ一つで直ぐに作業をすることが出来るまさにオールインワンの商品です。

ヘッドライト用のクリーナーやコーティング剤を使ってみたけど、物足りなかったり、再度黄ばみが発生したりしてしまった方には、少し手間は掛かりますが是非おススメしたい商品です。

（2025.08.12更新）