EARTH COLOR(アースカラー)を使って30年経ったJA11型ジムニーをリフレッシュ【Vol.4:ダッシュボード塗装編】
                            
                        探しに探して見つけた愛車でも、時間が経つと傷みや劣化、そして飽きが来るものです。そこで、今回はホルツから新たに発売されたEARTH COLOR(アースカラー)と各種補修製品を使い、筆者の愛車である30年前のJA11型ジムニーをイメチェン&補修していきます。予定している作業は、前後バンパー、ボディ下部、インパネの3箇所です。なお、筆者は現場経験15年の元自動車整備士ですが、塗装に関しては専門家では無いため、DIYで行うペイントの参考にしてください。
記事/撮影 増田真吾(自動車ライター)

外装が一段落したところで、内装でもっとも目を引くダッシュボードの塗装に着手します。もともと外装と同じ水性塗料でペイントしていたようですが、ところどころハゲている箇所があったため、今回は思い切って塗り直すことにしました。

今回DIY記事を執筆する上で、一般の方にもやりやすい方法で作業を行おうと思い、当初は車両から取り外さず各部をマスキングして塗る予定でした。しかし、「ダッシュボードを外すという、なかなか見られない作業を記録するのも一興かな?」と軽い気持ちで脱着に着手しますが、これが後悔の始まり・・・。
年式の古いJA11型ジムニーのダッシュボードは、とにかくボルトとネジが多く、慣れていないとどれがどのネジだかわからなくなるのは間違いありません。作業はハンドルやメーターを外す必要があるため、自身の無い方は各部をマスキングして塗装することをおすすめします。


取り外す工程は、付いているものを外しいくだけなので、ゆっくり様子を見ながら作業しても正味1時間もあれば可能です。ただ、車両ハーネスやエアコンの配管など、どういった形で取り付いていたかを確認しながら(不安なら写真に収める)作業する必要があります。また、JA11型ジムニーはかなり年式が古くプラスチック製の部品は割れやすいため、取り外しにはかなり注意しなければなりません。今回は幸いにも部品を破損することなくダッシュボードを取り出せてひと安心です。

部品ごとマルっと取り外したため、ほとんどマスキングを行う必要はありませんが、塗料が入り込んでほしくないグローブボックスや配線コネクターは、念の為マスキングテープ(商品ページamazon)で覆います。

通常であれば、古い塗装をすべて除去するべきですが、樹脂であるダッシュボードの塗装を剥がすのは簡単ではありません。一般的に塗装の除去に使用する剥離剤は、ダッシュボードのような樹脂製品まで溶かしてしまうおそれがあります。そこで、無理に剥離することは諦め、ミッチャクキング(商品ページamazon)で下処理行うことにしました。ミッチャクキングの吹き付け方は、シリコンリムーバー(商品ページamazon)で脱脂後、薄く数回にわけて吹き付けていきます。あまり塗装面に影響が出ないミッチャクキングであっても、薄く数回に分けることで液垂れを防ぐことが可能です。



ミッチャクキングがしっかりと乾いたら、アースカラーのロイヤルネイビー(商品ページamazon)を塗っていきます。外装のときと同じように、ここでも焦りは禁物。特に1回目は薄くまんべんなく吹き付けることが大切です。外装に比べ、ダッシュボードはかなり複雑な形状のため、無理をせず計6回吹き付けていきます。

また、白く傷だらけだったステアリングコラムのカバーも、ミッチャクキングを吹き付けたあと、外装でも使用したアースカラーのマットブラック(商品ページamazon)で塗装しました。

取り付け作業では、気をつけていてもあちこちに当たってしまうため、完全乾燥のため約丸2日放置し車に戻していきます。実は、もともとエアコンのダクトが外れていた箇所があったのですが、この際に改めて確認しながら取り付けることができました。


車を評価する場合、どうしても外装にばかり目がいくものですが、オーナーが普段目にするのは内装です。正直ダッシュボードの再塗装は、取り外さなければなら無いため簡単ではありません。しかし、そんな苦労の結果、仕上がりはかなり満足のいくものです。元の状態に比べ、やや落ち着いた色味になったのももちろんですが、28年という古さが少しリフレッシュされました。(#5 総集編に続く・・・)
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